

宝塚生活10年目にして星組から花組に組替えになったのですが、それによって仲間が倍に増えたことです。お互いを奥深く分かり合える信頼関係というのはやはり組の中で生まれるものですから、この喜びは組替えしたからこそだと思います。最初は緊張と不安で一杯でしたが、それが全て喜びになりました。
2007年の12月から花組の主演男役に就任させて頂いておりますが、宝塚に入った当初、私はいわゆる“男顔”ではないこともあって、「男役としての自分」を否定した時期もありました。10年近く続いたその葛藤を乗り越えられたのは、「宝塚にいる限りは、男役を楽しまないでどうするの」という上級生の言葉があったからです。自分は自分、真飛聖という男役を確立すればいいと思えた時から、どんどん楽しくなっていきました。
今は、主演男役である私を支えてくれる花組みんなの気持ちに、全力で応えていきたいと思っています。

舞台では、濃い男役や王子様など色々な男性を演じ分けるのですが、アーティストとしての私はそこから180度違う、普段の姿。そのギャップを楽しんで頂ければと思います。 今回の「花舞~HanaMai~」は明日に向かって元気一杯、という爽やかな仕上がりですが、機会があれば、クラシック、ジャズ、ヒップホップなど、歌ったことのないジャンルも挑戦してみたいですね。自分自身でもどう広がっていくのかわからない、真飛聖の可能性を楽しんで頂ければ嬉しいです。